軽自動車のタイヤサイズ早見表|よくあるサイズの外径とインチアップの注意点
軽自動車は、車種や年式、グレードによってタイヤサイズが分かれます。よくあるサイズの外径と、変更するときの注意点をまとめました。
この記事のポイント
外径は「幅 × 扁平率 ÷ 100 × 2 + リム径(インチ) × 25.4」で計算できます。155/65R14は557.1mm、165/55R15は562.5mmで、差は約1.0%です。サイズ変更の可否は、外径だけでなく、荷重指数やはみ出しなどもあわせて確認します。
軽自動車に多いタイヤサイズ
このページで取り上げるサイズ
軽自動車の車体は、道路運送車両法施行規則で定められた規格(全幅1.48m以下など)の範囲で作られています。そのため、タイヤの幅も比較的細めのものが使われています。当サイトの車種別ページで取り上げているグレード別の純正サイズには、次のようなものがあります。
- 145/80R12:軽バンの車種別ページで取り上げているサイズ(商用規格)
- 155/65R14:多くの車種別ページで取り上げているサイズ
- 165/55R15:一部のグレード(ターボ車など)で取り上げているサイズ
- 165/60R15、165/65R15:SUV風の軽自動車のページで取り上げているサイズ
実際の純正サイズは、グレードや年式で異なります。車種別の情報は、後半の一覧からご覧ください。
サイズ別の外径早見表
155/65R14を基準にした外径差と実速度
155/65R14(外径557.1mm)を基準にした比較です。表示100km/hのときの実速度は、メーターが正確だと仮定した計算値で、「100 × 候補の外径 ÷ 557.1」で求めています。
| サイズ | 外径(mm) | 155/65R14比 | 表示100km/hのときの実速度(km/h) |
|---|---|---|---|
| 155/65R13 | 531.7 | −4.6% | 約95.4 |
| 145/80R12 | 536.8 | −3.6% | 約96.4 |
| 165/55R14 | 537.1 | −3.6% | 約96.4 |
| 155/70R13 | 547.2 | −1.8% | 約98.2 |
| 155/65R14 | 557.1 | 基準 | 100.0 |
| 145/80R13 | 562.2 | +0.9% | 約100.9 |
| 165/55R15 | 562.5 | +1.0% | 約101.0 |
| 155/60R15 | 567.0 | +1.8% | 約101.8 |
| 165/65R14 | 570.1 | +2.3% | 約102.3 |
| 165/50R16 | 571.4 | +2.6% | 約102.6 |
| 175/55R15 | 573.5 | +2.9% | 約102.9 |
| 165/60R15 | 579.0 | +3.9% | 約103.9 |
| 165/65R15 | 595.5 | +6.9% | 約106.9 |
表の見方
表のサイズは、外径の比較用です。実際に装着できるかどうかは、車種ごとの適合を確認する必要があります。軽自動車は外径が小さいため、外径1%は約5.6mmにあたり、数mmの違いでも割合は大きくなります。計算方法はタイヤ外径の計算式で、車検との関係はタイヤサイズ変更は車検に通る?で解説しています。
純正サイズの調べ方
確認する場所
- いま付いているタイヤの側面の表記(例:155/65R14 75S)
- 運転席ドアの開口部などのラベル
- 取扱説明書、メーカーの公式サイト(諸元表)
同じ車種でも、グレードや年式でサイズが違うことがあります。必ず実際の車を確認してください。詳しい手順は車のタイヤサイズの調べ方にまとめています。
インチアップのときの注意点
外径をそろえる組み合わせの例
14インチから15インチへのインチアップでは、155/65R14(外径557.1mm)に対して、165/55R15(外径562.5mm)が、外径が近い組み合わせの例です。幅が10mm広がり、扁平率が10下がって、外径は約+1.0%です。
確認しておきたいこと
- 荷重指数:保安基準(細目告示 第167条第4項)では、タイヤに加わる荷重が、タイヤの負荷能力以下であることとされています。純正と同じか、それ以上を選びます。
- はみ出し・干渉:細目告示 第178条第2項では、タイヤやホイールが直上の車体より外側に出ていないことが基準です。幅を広げるときは、確認が必要です。
- ホイールの適合:PCD・穴数・インセットなどが車に合っているか確認します(ホイールのインセット・PCD・リム幅の見方)。
外径をそろえる考え方はインチアップ・インチダウンの外径合わせで解説しています。
軽バン・軽トラの商用規格
商用(LT)規格のタイヤ
軽バンの車種別ページでは、純正タイヤとして「145/80R12 80/78N(LT)」のような、商用(LT)規格のサイズを取り上げています。「80/78」のように荷重指数が2つ並ぶ表記は、ブリヂストンのカタログでは、単輪使用時と複輪使用時の荷重指数を示す表記の例として説明されています(タイヤ側面の表記の見方)。
保安基準(細目告示 第167条第4項)では、積車状態でタイヤに加わる荷重が、タイヤの負荷能力以下であることとされています。軽バン・軽トラに乗用車用タイヤを履かせるときは、荷重指数が足りるかを必ず確認し、専門店に相談してください。
軽自動車のサイズ変更と車幅の規格
車幅への影響
軽自動車には、道路運送車両法施行規則で定められた寸法の規格があります(全幅1.48m以下など)。幅の広いホイール・タイヤで車幅が変わる場合は、構造等変更検査(道路運送車両法第67条)が必要になる場合があります。変更の内容によって扱いが異なるため、軽自動車検査協会などに確認してください。
車検との関係
確認できた細目告示(第148条・第167条・第178条)には、外径差を%で制限する規定はありません。速度計の基準(表示40km/hで約30.9〜42.55km/h)や、荷重・はみ出しの基準など、条文に書かれた項目を確認します(タイヤサイズ変更は車検に通る?)。
人気車種別のタイヤサイズ早見表
車種ごとのグレード別の純正サイズ
車種ごとに、グレード別の純正サイズと、サイズ変更時の外径差・実速度をまとめています。公開されている車両カタログの情報をもとにした整理のため、実車と取扱説明書で確認してください。
- N-BOX(JF5/JF6)
- タント(LA650S/LA660S)
- スペーシア(MK94S)
- ワゴンR(MH55S/MH95S系)
- ハスラー(MR52S/MR92S)
- ジムニー(JB64W)
- アルト(HA37S)
- N-WGN(JH3/JH4)
- N-ONE(JG3/JG4)
- ムーヴキャンバス(LA850S/LA860S)
- タフト(LA900S/LA910S)
- ミライース(LA350S/LA360S)
- デイズ(B43W/B44W/B45W/B46W)
- ルークス(B44A/B45A/B47A/B48A)
- N-VAN(JJ1/JJ2)
- エブリイ(DA17V)
- ハイゼットカーゴ(S700V/S710V)
よくある質問(FAQ)
軽自動車のタイヤの外径は、どう計算しますか?
「幅 × 扁平率 ÷ 100 × 2 + リム径(インチ) × 25.4」で計算します。たとえば155/65R14は、155 × 0.65 × 2 + 14 × 25.4 = 557.1mmです。
155/65R14から165/55R15にすると、外径はどれくらい変わりますか?
外径は557.1mmから562.5mmへ、約+1.0%の変化です。表示100km/hのとき、実速度は約101.0km/h(計算値)になります。
軽バンに乗用車用タイヤを履かせてもいいですか?
保安基準(細目告示 第167条第4項)では、積車状態のタイヤの荷重が、タイヤの負荷能力以下であることとされています。荷重指数が足りるかを確認し、専門店に相談してください。
軽自動車の純正サイズは、どこで確認できますか?
いま付いているタイヤの側面、運転席ドアの開口部などのラベル、取扱説明書、メーカーの公式サイトで確認できます。
参考リンク・出典(公式サイト)
この記事の内容は、次の公式サイト・公的機関・業界団体・メーカーの公開情報をもとにしています。法令や規格は改正されることがあるため、最新の情報は各サイトで確認してください。以下は外部サイトです。
- 軽自動車検査協会:軽自動車の検査・手続き
- 細目告示 第167条(走行装置):国土交通省・PDF。タイヤの溝・負荷能力・空気圧の基準
- 細目告示 第178条(車枠及び車体):国土交通省・PDF。タイヤ・ホイールのはみ出しの基準
- ブリヂストン「タイヤを上手に使っていただくために」:タイヤカタログ記載の使用上の注意(PDF)。カタログ改訂で内容やURLが変わることがあります
- 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA):タイヤの規格・安全に関する情報