タイヤのネット購入と持ち込み交換の流れ|メリット・注意点・失敗しないコツ
ネット通販でタイヤを買い、近くの店舗で取り付けてもらう方法があります。確認することが多いので、流れと注意点を整理しました。
この記事のポイント
損得は、タイヤ代・送料・持ち込み工賃・廃タイヤ処分料などの総額で比べます。ブリヂストンのカタログでは、メーカー希望小売価格に、脱着・組替え・バランス調整の料金は含まれず、廃タイヤの処理には費用がかかると注記されています。
ネット購入のメリットとデメリット
メリット
- 銘柄やサイズを、自宅で比較しながら選べます。
- 販売ページで、価格や商品情報をまとめて確認できます。
デメリット・注意点
- 取付店を、自分で探して予約する必要があります。
- 持ち込みの場合の工賃は、店舗によって設定が異なります。
- サイズや規格が合っているかを、自分で確認する必要があります。
- 製造年週を、注文前に確認できない場合があります。
総額で判断する
得かどうかは、タイヤ代・送料・持ち込み工賃・廃タイヤの処分料などを合計した総額で判断します。ブリヂストンのカタログでは、メーカー希望小売価格は、タイヤ1本の本体価格と消費税の合計額で、脱着・組替え・バランス調整料金などは含まれていないと注記されています。費用の内訳はタイヤ交換の費用の内訳で解説しています。
購入から取り付けまでの流れ
手順
- サイズを確認する:今のタイヤの側面、ドア開口部などのラベル、取扱説明書で、サイズや荷重指数を確認します(車のタイヤサイズの調べ方)。
- 取付店を先に決める:持ち込みに対応しているか、工賃はいくらか、予約の空きはあるかを確認します。
- タイヤを選んで注文する:サイズ・荷重指数・銘柄・本数・製造年週を確認して注文します。
- 配送先を決める:自宅、または、取付店への直送に対応していれば、取付店を指定します。
- 取付店で交換する:予約日にタイヤを持ち込み、交換とバランス調整をしてもらいます。
- 装着後に確認する:空気圧と、ホイールナットの締め付けを確認します。
取り付け時と装着後のポイント(メーカー資料より)
ブリヂストンの資料では、ホイールナットは、トルクレンチなどトルクを設定できる器具を使い、規定トルクで締め付けるよう案内されています。インパクトレンチで締め付ける場合は、締めすぎないよう注意し、トルクレンチでの確認などを併用するよう示されています。また、ホイールを車体へ取り付けて50〜100km走行したあと、規定トルクで増し締めするよう案内されています。タイヤ交換時には、新品の専用バルブへの交換も案内されています。
買う前に確認すること
サイズ・荷重指数・速度記号
幅・扁平率・インチを、ひとつずつ確認します。荷重指数は、保安基準(細目告示 第167条第4項)で、タイヤに加わる荷重がタイヤの負荷能力以下であることとされているため、純正と同じか、それ以上を選びます(タイヤ側面の表記の見方)。サイズを変える場合は、外径比較ツールで外径差を確認し、タイヤサイズ変更は車検に通る?の内容もあわせて確認します。
製造年週
製造年週は、DOTの刻印の末尾4桁で確認できます。ネット購入では、注文前に確認できないことがあるため、ショップに問い合わせるか、商品ページの記載を確認します。届いたあとは、タイヤの側面の刻印で確認します。
商用規格・返品の条件
- 商用規格:軽バンなどは、荷重指数の高い商用(LT)規格のタイヤが前提の車があります。純正の規格を確認します。
- 返品・交換の条件:サイズ違いや初期不良のときの対応は、ショップごとに異なります。購入前に、販売ページで確認します。
- 配送日と本数:必要な本数がそろって届くかを確認します。
取付店の探し方と確認事項
探し方
「タイヤ 持ち込み 交換」などで検索し、持ち込みに対応している店舗を探します。タイヤ専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、整備工場など、持ち込みの条件は店舗ごとに異なります。ネットショップの中には、提携の取付店を予約できるサービスを案内しているものもあります。
問い合わせるときに伝えること
- 車種・年式・グレード
- タイヤのサイズ・本数・銘柄
- ホイールの種類(純正か、社外品か)
- 希望する日時
総額(税込)の見積もりをもらい、工賃・バランス調整・バルブ交換・廃タイヤの処分料が含まれているかを確認しましょう。
よくある失敗と対策
サイズや規格の間違い
注文前に、タイヤ側面の表記と、ドア開口部などのラベルを、あわせて確認します。迷ったときは、販売店や取付店に相談してください。
費用が想定より高かった
持ち込み工賃は店舗ごとに異なります。購入前に取付店で工賃を確認し、総額で比べます。
予約が取れない
冬用タイヤへの履き替えの時期などは、予約が混み合うことがあります。早めに予約しましょう。
製造年が古かった
注文時に、製造年週を確認します。使用開始後5年以上経過したタイヤは点検、製造後10年経過したタイヤは交換が、ブリヂストンの資料で勧められています(タイヤの溝・寿命と交換時期)。
店舗での購入が向いているケース
相談しながら決めたいとき
サイズや銘柄に自信がないときは、店舗で車を見せながら相談する方法もあります。購入から取り付けまで一度に済ませられる点や、装着後の相談を同じ店舗にできる点が、店舗購入の特徴です。選び方の全体の流れはタイヤの選び方を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
ネットで買ったタイヤは、どこで交換できますか?
持ち込みに対応している、タイヤ専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、整備工場などで交換できます。対応の可否や工賃は店舗ごとに異なるため、事前に確認してください。
購入前に、取付店を決めておいたほうがいいですか?
持ち込みの可否や工賃、予約の空き状況は店舗ごとに異なります。タイヤを注文する前に取付店を決めておくと、スケジュールの行き違いを避けやすくなります。
交換後に、確認することはありますか?
空気圧と、ホイールナットの締め付けを確認します。ブリヂストンの資料では、ホイールを取り付けて50〜100km走行後に、規定トルクで増し締めするよう案内されています。
ネットで買うタイヤの製造年は、選べますか?
ショップによって異なります。注文前に問い合わせるか、商品ページの記載を確認してください。
参考リンク・出典(公式サイト)
この記事の内容は、次の公式サイト・公的機関・業界団体・メーカーの公開情報をもとにしています。法令や規格は改正されることがあるため、最新の情報は各サイトで確認してください。以下は外部サイトです。
- ブリヂストン「タイヤを上手に使っていただくために」:タイヤカタログ記載の使用上の注意(PDF)。カタログ改訂で内容やURLが変わることがあります
- 細目告示 第167条(走行装置):国土交通省・PDF。タイヤの溝・負荷能力・空気圧の基準
- 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA):タイヤの規格・安全に関する情報
- ブリヂストン タイヤ